ハードディスクの寿命は?

昨日まで何ともなかったのに、今日電源を入れたら起動しなくなった。
強制的に電源を落としたら、?マークが表示され起動しない。
そんなご経験はありませんか?
そんな経験をすると、気になってくるのがハードディスクの寿命。
いったいどれくらいで壊れるものなんでしょうか?

ハードディスクの故障原因はいくつか考えられるため、
これだけ気をつけておけば、という決定的なものはありません。
しかし、マメなバックアップや定期的な検証など、
メンテナンスを行うことで、致命的なダメージを避けられるかもしれません。

ハードディスクの機械的な故障、寿命のポイントは
○電源オン・オフ時のプラッタとヘッドの接触に伴う不良セクタの増加
 昔でいうレコードの盤と針の関係をイメージして下さい。
 常に接触しているわけではありませんが、何かの拍子に接触し、
 摩耗することでデータが読めなくなってしまう故障。
○電源オン・オフによる運転状態の変化に伴う温度変化(熱膨張・収縮)
 動画の編集や共有ソフトの使用など、連続稼働に伴う熱が原因の劣化。
 利用頻度の高い人ほど短い期間で故障する可能性が高いと思われます。
○スピンドルモーター(流体軸受け)の経年劣化
 データの読み書き時に高速回転を伴う軸の部分ですが、
 経年変化によりオイルの粘度が高まり、低温時の始動において回転しなくなる。
少し難しい説明もあったかと思いますが、
故障の原因は上記のような機械的な面もあれば、ソフト的な面もあります。
サポートの経験値では、おおよそ2〜3年で交換するのが理想ではないでしょうか?
いずれにしても、原因を1つに絞ることが難しい訳ですから、
万が一のトラブルに備え、仕事などが一区切りついたところで、
外付けハードディスクなどにデータのバックアップを取るように心掛けましょう。