今回は日々寄せられるトラブル相談の中から、
メモリに関するものをピックアップしました。
Q. メモリが不足するとどうなるのですか?
A. メモリはシステムやアプリケーションが動作する為に必要なものです。
起動している全てのアプリケーションがメモリを使用するため、
多くのアプリケーションを同時に起動したり、サイズの大きな書類を開くと、
より多くのメモリを必要とします。
メモリが不足すると、システムはハードディスクの空きスペースを利用し、
不足した分のメモリを補います。これを「仮想メモリ」といいます。
この機能により、メモリが不足した場合でもシステムやアプリケーションは
安定して動作する様になっています。
しかし、ハードディスクはメモリと比べ、読み書きの速度が格段に遅く、
動作がもたつく原因にもなりますし、空き容量不足だとフリーズしやすくなります。
作業に見合った十分なメモリを用意しましょう。
Q. メモリの使用状況を確認したいのですが?
A. Mac OS Xであれば、「アプリケーション」-「ユーティリティ」 フォルダの
「アクティビティモニタ」で確認することができます。
この場合、4GBのメモリのうち約2.7GBが使用されています
Mac OS 9では、アップルメニュー-「このコンピュータについて」で確認できます。
Mac OS 9ではメモリが1GB以上ある場合、仮想メモリが「切」になります
Q. メモリはどれくらいまで増設するのが良いですか?
A. OSのバージョンにもよりますが、
v10.4.xであれば、768MB〜1GB程度(最低 256MB)
v10.5.xでは、2GB程度(最低 512MB)
v10.6.xでは、2〜4GB程度(最低 1GB)
v10.7.xでは、4〜8GB程度(最低 2GB)
v10.8.xでは、8〜12GB程度(最低 4GB)
v10.9.xでは、8〜16GB程度(最低 4GB)
v10.10.xでは、8〜32GB程度(最低 4GB)
v10.11.xでは、8〜32GB程度(最低 4GB)
もちろん、その本体の最大容量まで増設するに越したことはありませんが、
実際には使用するアプリケーションに左右されます。
初めから入っている純正ソフト(Mail,Safari)だけとはいっても、
最低条件を満たしているだけでは快適と言えません。
マックラックでは、各種Mac用メモリを取扱っております。
購入だけでなく取付作業も承りますので、お気軽にご相談ください。