せっかく取ったバックアップも、
保管状態が悪いと残していないのと同じことになってしまいます。
特にDVD-R、CD-Rメディアやフロッピーなどの保管には気をつけて下さい。
理由は、DVD-Rの記録面には有機色素を用いた素材が使われているため、
直射日光に非常に弱く、真夏の晴天時であれば2時間ほどで
ディスクが読めない状態になってしまうことがあります。
直射日光とは言っても、特に紫外線に弱く、
一度強いダメージを受けてしまうと元に戻すことはできません。
もちろん紫外線ばかりでなく、熱によって変形する場合もありますし、傷も大敵です。
これからは寒くなる季節、暖房による熱や結露なども気を付けておく必要があります。
本棚など快適な場所で保存したいものですね。
しかし例外もあり、
DVD-RWやDVD-RAMは記録面が金属素材で、
-Rとは異なる構造のためこの限りではありませんが、
大事なデータであれば保管場所、保存状態には気をつけて下さい。
また、ときには保存状態の確認のために読み込ませてみるのも良いかもしれません。
状態が怪しそうなものは早めにバックアップを取り直しておくことで、
最悪の事態を回避できるかもしれません。