マックラックでは日頃からの「データのバックアップ」を強く推奨しておりますが、
バックアップにはそのデータを保存する「場所」が必要です。
今日はOS9環境向けにバックアップ先として
「外付けハードディスク」を用意する場合に考慮すべきポイントを考えてみます。
○FireWire接続のハードディスクを選ぶ
現在販売されている外付けハードディスクのほとんどはUSB接続のものです。
しかし、USB接続はOS9では接続速度が非常に遅い(USB1.1接続[12Mbps])ため、
使い勝手が非常に悪くなってしまいます。できる限り避けましょう。
OS9でもFireWire接続であれば400Mbpsの接続速度となるので
FireWire接続が可能なハードディスクを選びましょう。
○適切な容量の外付けハードディスクを購入する
現在販売されているハードディスクはどんどん大容量化しています。
価格の差があまりなければ「大は小を兼ねる」ということで、
つい大容量のハードディスクを購入しがちになります。
でも、それほど大きなハードディスクは必要でしょうか?
バックアップ用途であれば内蔵ハードディスクよりも
やや大きい位の容量があれば十分かと思います。
あまりにも大きい容量のハードディスクは、
古いOSでは動作不安定の要因になる事もあります。
ご注意ください。
○必ず「MacOS拡張」フォーマットで初期化してから使用する
ほとんどの外付けハードディスクは「FAT32」で初期化されています。
このフォーマットはMacでも読み書きできるので、
買って来たハードディスクをそのまま接続すれば使用出来ます。
しかし「FAT32」はWindows用のフォーマットです。
Macでは、ファイルを読み書きする度に変換をしながら
動作しているので、速度低下の原因になります。
また、ファイル名に使えない文字があったり、ファイルの大きさに
制約があったりと、いろいろなトラブルの原因となります。
Macでしか使わないハードディスクであれば、
はじめにMacOS拡張フォーマットで初期化してから使用しましょう。
マックラックでは、お使いのMacやOSのバージョン、使用方法に応じた
バックアップ方法・ハードディスク交換などをご提案しております。
関心はあるが、どうしたら良いのか分からないという方は
ぜひ一度ご相談ください。